リモートワークを行うエンジニア向けに、シンプルかつ高機能な作業環境を構築する方法を伝授いたします。ここで紹介するものは全て私が使用しているものであり、皆様にお勧めできると判断したものとなっております。
完成形
まずは完成形をみていただきます。 マシンパワー・仕事効率化は妥協できない が、生活空間の一部としての 外観を損ねることは許さない 、そんな気持ちを込めております。
この作業環境に興味を持っていただけたのであれば、記事を読み進めることをお勧めします。
4K Display
- コストパフォーマンスを重視
- 4K 必須
この2つを絶対条件として選びました。デザイン業務を行う場合でも大きな問題もなく使用できるように感じます。ただ、他社製の上位機種に比べるとどうしても発色は劣ってしまいますので、ご注意ください。
4K であることを必須条件とした理由に関してですが、単純に作業領域が広くなることで 作業効率が高まる ためです。資金面、デスクの大きさによっては2台導入することで、作業効率を更に向上させることが可能です。
Electric Lifting Desk
- コストパフォーマンスを重視
- 電動であること
- 高さの記憶機能があること
- キャスター式でないこと
この4つを絶対条件として選びました。まず最初にお伝えしなければならないこととして、 天板の質がやや低め というデメリットがあるということが挙げられます。やはり、値段の高い上位機種に比べると質が低いと感じます。ただ、そのデメリットを上回るメリットがあると判断したため、ここでご紹介させていただきました。
まず、電動であること。手動のものでも良いですが、「1時間毎に5分間立つようにする」などの 健康志向ルーティーン を行う場合には、手動操作がルーティーン化の阻害要因になりますので、電動をお勧めします。
次に、高さの記憶と固定式である点は、 空間デザイン を考慮したものになります。ここは個人的主観によるものなので、この項目は参考程度に見ていただければと思います。
Display Arm
- コストパフォーマンスを重視
- ディスプレイは1個
- アームの動かしやすさは考慮しない
この3つを絶対条件として選びました。まず、デュアルディスプレイで運用を考えている方は別のモデルを選んで頂く必要があります。
今回はアームの動かしやすさは無視しています。その理由としては、 アームを動かさない運用 をすると決めているからです。これも理由は 空間デザイン を考慮したものになりますが、端的に説明すると「アームを利用する理由が、ディスプレイを浮かせたいから」であるということです。
かなりマニアックな使い方をしていますが、家で仕事をする場合、オフィスで仕事をする場合に比べてモニタの角度を変えるシチュエーションはそこまで多くないと考えたので、ここで紹介させていただきました。
MacPro
- コストパフォーマンスを重視(中古市場の価格は比較的低くなっている)
- 仕事に必要なスペックにカスタマイズされている
- デザインの美しさ
この3つを絶対条件として選びました。いくら当時スーパーコンピュータレベルと言われていたものだとしても、この記事を執筆している段階で、最新の MacBookPro に CPU 性能や GPU 性能で劣っています。ただ、 業務に必要なスペックを満たすことができて 、かかるコストも低くできるということで導入しました。
最後に、デザインに関してですが、最新の MacPro で角張ったデザインに戻ったように 円形は設計が非常に困難なデザイン と言えます。そこにこだわった製品で仕事がしたいという思いが、購入ボタン押す後押しをしたのだと思います。
最後に、私のカスタマイズ後のスペックを参考程度にご紹介します。
- Xeon Quad Core 3.7GHz
- 64GB 1866MHz DDR3
- AMD FirePro D300 2GB
Smart Remote Controller
- 家からの移動距離に応じて家電を操作可能
- リモコン操作に対応していない家電を操作可能
スマートリモコンに関しては2種類を使い分けているので、同時に紹介させていただきました。
共通している機能としては リモコンの代用として利用できる 点が挙げられます。リモコン操作が可能な電化製品であれば、どちらでも操作が可能です。
そして、それぞれ異なる特徴が選別理由として挙げたものになります。 Nature Remo はスマートフォンアプリとの連携が強力です。スマートフォンの位置情報を利用し、 家から 100m 離れたらエアコンを停止 といった操作を行うことが可能です。他にも、温度センサーによる操作も可能なので、これ一台で室内温度の管理は Nature Remo に任せることができます。
次に、 SwitchBot はリモコン操作に対応していない製品のコントロールが得意です。専用の装置を取り付けることで、 7時にお風呂にお湯をため始める といった操作を行うことが可能です。名前の通りスイッチを物理的に機械が押す仕組みなので、「スマート家電買ったけど、引越し先で使えない…」なんてことが発生しません。
今回、デスク周りの紹介にスマートリモコンを含めたのは、次に紹介する収納ボックスに AC アダプタなどをまとめて収納したかったからです。
Storage Box
- シンプルな外見
選別理由は1つだけですが、意外と良いと思えるデザインのものが無かったので、 選りすぐりの一品 になります。先にデメリットをお伝えしておきますと、価格が割高であるということが挙げられます。
内部では2段に分けることができるようになっており、ルータや電源タップの高さに合わせて調整を行うことが可能です。通気口もありますので、熱がこもらないようにケース内を整えるようにしましょう。
このケースを利用することにより、 外観の統一性を保つことができる だけでなく、ケーブルなどにホコリが溜まらないのでより 衛生的な作業環境 を保つことができます。
Cable Cover
- 昇降デスクに対応(長さ調整可能)
- 配線の増設が簡単なこと
この2つを絶対条件として選びました。
まず、このカバーは長さ調整が可能なので、様々な昇降タイプのデスクで利用することができます。なので、例えば経年劣化等で昇降デスクを買い替えたとしても、 引き続きこの製品を使い続けることも可能 だということです。
次に、 配線の増設が簡単 であることも特徴の一つです。安価で入手しやすいビニール製のケーブルカバーなどは一度カバーを付けてしまうと、ケーブルを追加することが困難になってしまいます。仕事道具として長時間使う家電製品は スペックのアップグレード などで比較的高頻度で製品の入れ替えが生じます。 これらにも備えたカバー選びが重要 になってきます。
Power Strip
- 雷サージ吸収素材内蔵
- 接続するケーブルの形状・収納ボックスのサイズに適応している
この2つを絶対条件として選びました。
落雷などの自然災害は避けることができません。このような リスクには事前に対応 しておく必要があります(ただし、100% 雷サージを吸収できるものではないことを知っておきましょう)。
電源プラグ部分に大きなアダプタが付いている製品がある場合などには、 プラグ差込口間の距離や差し込み方向 などに注意することが大切です。また、アース端子が付いている製品がある場合には更に注意が必要で、専用のアダプタを用いるか、 アース端子差込口があるもの を選ぶ必要があります。
Uninterruptible Power System
- macOS 自動シャットダウンに対応
こちらは、停電などの 緊急事態に備えるための製品 になります。
この製品は macOS にも対応しており、停電が発生した場合に、給電を開始するとともに一定時間経過後に 自動シャットダウン を行うことが可能です。 macOS を始めとする最近のオペレーティングシステムはシャットダウンせずにスリープさせておく運用方法でも効率的に動作するようになっているため、 常に起動状態のコンピュータがある場合には必須のアイテム と言えます。
最新の MacPro など、特に消費電力が高い製品の場合は対応消費電力に注意してください。
Keyboard & Trackpad
最後にご紹介するのは Apple 純正のキーボードとトラックパッドです。最も賛否が分かれるところなので、最後での紹介とさせていただきました。
主にデザイン部分を意識してこの製品を選んでいます。まず、 無線接続 であること。次に、 デスクの色にマッチ していること。そして、 Apple 製品との相性が良い ことが選別理由として挙げられます。
最後に
デザイン面と作業効率面の両面で最高の作業環境を構築する事例をご紹介いたしました。アイデア、ご指摘等ございましたら、このホームページの連絡フォームより気軽に送っていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。